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仕事がつらくて辞めたい。辞める前に数えた「辞めない理由以外」

「仕事がつらくて辞めたい」と検索して、このページに来てくれたのだと思います。私も同じでした。終電の車内で「もう無理だ」と思い、家に着くころには「でも辞めたらどうなるんだろう」と考えている。つらいのに決められない。その往復だけで、さらに疲れていました。

辞めない理由を数えるほど、動けなくなっていた

私が最初にやっていたのは、辞めない理由を数えることでした。数えれば数えるほど、選択肢が消えていく感覚がありました。

あとから気づいたのですが、これらは全部、私の頭の中にあった想像でした。事実として確かめたものは一つもありません。そして、辞めない理由を数えている間、いちばん数えるべきもの——何がつらいのかという中身——は一度も数えていませんでした。

「つらい」の正体を3つに分けてみる

ノートを開いて、つらいと感じた場面を1週間ぶん書き出しました。書いたあとで性質ごとに印をつけていくと、おおむね3つに分かれました。

分けてみて初めて分かったのは、私のつらさは「疲れ」と「理不尽」で大部分が説明でき、「価値観」の問題ではなかったということでした。疲れは休み方で変わります。理不尽は、環境を変えるか、付き合い方を変えるか。正体が分かれると、話は「辞めるか辞めないか」の二択ではなくなりました。

選べる道は「辞める・辞めない」の二つではない

次に、実際に取りうる道を並べて、それぞれの特徴を書き添えました。

大事だったのは「どれが正しいか」ではなく「自分は何を減らしたいのか」で選ぶことでした。私が減らしたかったのは、理不尽さと、判断をひとりで抱える負担の二つでした。

期間と手間の目安を先に知っておく

転職活動にかかる期間は、職種や時期でかなり幅があります。一般的には、情報収集から内定まで3〜6ヶ月程度と言われることが多く、面談は1回あたり1〜2時間、書類の準備には数時間かかります。在職中に進めるなら、平日夜と休日の数時間を確保する必要があります。

一方、勤務先への相談や担当の見直しは、窓口によって判断の時期があらかじめ決まっていることが多く、待つ時間が発生します。どちらも「動き出してから結果が出るまでに時間がかかる」のは同じです。だからこそ、決めてから動くのではなく、迷いながら情報だけ先に集めておく順番が現実的でした。

私が実際に動いた順番と、相談先の選び方

  1. 1週間、つらいと感じた場面をメモする(原因は考えなくてよい)
  2. 書いたものを「変えられる/変えにくい」で仕分ける
  3. 変えにくいものが多いと確認してから、情報収集だけ始める。この時点では応募しない
  4. 誰に話すかを決める(同じ立場の友人、家族、社外の相談相手の順)

相談先は「答えをくれる人」より「私の状況を否定しない人」で選びました。社内の人に話すと噂になる可能性があるため、まず社外で話すようにしました。家族には結論ではなく、事実と今考えていることだけを伝えました。3番目の「まだ決めないまま情報を集める」期間を置いたことで、勢いで決めるのを避けられました。

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判断をひとりで抱えるのがしんどくなったら、話を聞いてもらうだけでも違います。迷っている段階で情報を集めておくと、決めるときの負担が軽くなります。

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「つらい」と感じていること自体は、甘えでも弱さでもありません。ただ、つらいまま決断すると、その決断の理由までつらさに引っ張られます。先に整理してから決める。それだけで、次の場所で同じことを繰り返しにくくなります。

※ここに書いたのは私個人の実感とやり方です。眠れない、食べられない、仕事のことを考えるだけでつらくなるといった状態が続くときは、無理をせず、労働者健康安全機構の相談窓口や、よりそいホットラインのような公的な相談先も頼ってください。

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