「会社が合わない」と思う日が続くと、朝の支度をしながら、ため息が出ます。私もしばらく、会社そのものより、そこに流れている空気に疲れていました。この記事では、うまく言葉にできなかった「合わない」という感覚を、私が3つに分けて確かめた手順を書きます。
最初のうち、私は「合わない」を誰かに話すことができませんでした。友人に「どこが合わないの?」と聞かれても、答えが出てこない。給料が低いわけでもなく、大きなトラブルがあったわけでもない。だから「自分がわがままだからだ」と結論づけて、また黙っていました。
言いにくかったのは、嫌なことが一つではないからです。ぼんやり重なっているものを、一つの言葉に押し込もうとしていた。それで余計に、しんどさの正体が見えなくなっていました。
紙に書き出してみると、私の「合わない」は、少なくとも3つに分けられました。
ていねいに進めたいのに、とにかく速さが優先される。逆のパターンもあります。「何を大事にして仕事をするか」の基準が、自分と会社とでズレている状態です。
特定の誰かというより、話の通じ方や、相談のしにくさ。指示の出し方、フィードバックの受け取り方。人そのものではなく、関係の作りにくさが負担になります。
労働時間、移動、評価のされ方、待遇。ここは数字や事実で語りやすい部分です。①や②と混ざると、いちばん曖昧になります。
この3つは、対処のしかたがまるで違います。①は、自分の働き方の軸をはっきりさせて、場を選び直す話。②は、距離の取り方や相談先を変える話。③は、条件を確認して交渉するか、条件が合う場に移る話です。
私はここで初めて気づきました。「会社が合わない」と一括りにしている間は、選択肢が「このまま我慢する」か「辞める」の二つしかありませんでした。3つに分けたとたん、間に置ける手がいくつも見えてきました。
「まず一つ試して、それでも変わらないなら考える」という順番にしただけで、体の重さが変わりました。あわせて、動き出したときの目安を持っておくと楽です。情報を集めるだけなら数日、実際に誰かと話すなら1〜2週間、その結果を持って決めるまでに、私の場合は1か月ほどかかりました。急いで正解を出す必要はありません。
相談は一度に全部やろうとすると、かえって疲れます。私が実際に踏んだ順番は、次のとおりです。
2番目で大事なのは、「意見を求める」より「整理を手伝ってもらう」つもりで話すことでした。3番目について、もし眠れない、食べられないという状態が続くなら、無理をせず、労働者健康安全機構やよりそいホットラインのような公的な相談先に一度つながってみてください。会社の外に話せる場所があるだけで、感じ方が変わります。
自分で分解しても、「どれが正解か分からない」という状態は残ります。私の場合は、会社の外の人に一度だけ話を聞いてもらったことで、内側だけで考え続けるループから抜けられました。その場で決める必要はなく、整理を持ち帰るだけでも十分でした。
ひとりで抱えるのがしんどくなったら、まず話を聞いてもらうだけでも変わります。次を決める前に、外の目で一度整理してみるのは有効でした。
転職エージェントに無料で相談する相談は無料 / 料金・条件は各社の案内によります相談は無料で受けられます。連絡の手段や日程の調整方法は相談先によって異なるため、申し込み前に条件を確認しておくと安心です。
「合わない」と感じているのは、あなたが弱いからではありません。むしろ、自分が大事にしたい基準がはっきりしてきた証拠です。分けて、確かめて、それから決める。その順番で大丈夫です。