会社が合わないから辞めたい。そう思って検索している時点で、あなたはもう、かなり長い間がんばってきたのだと思います。ただ、いちばん怖いのは、勢いで辞めて、次の会社で同じつらさを繰り返すことではないでしょうか。この記事では、私が「辞める前に決めておいてよかったこと」と、転職先を見極めるための軸を書きます。
私が辞めたいと強く思ったとき、頭にあったのは、今のつらさそのものより「また同じことになったらどうしよう」という不安でした。前の職場を離れたあと、環境は変わったのに、しばらくして似た息苦しさが戻ってきたことがあったからです。人の顔ぶれが変わっても、自分の選び方の癖は残る。だから次は、勢いではなく、確かめてから決めようと思いました。
転職先を探し始める前に、私は前の職場で何がつらかったのかを、リストにしました。ここを飛ばして条件だけを見ると、同じ構造の会社を選んでしまいます。
書き出すと、「自分はこれが嫌だったのか」と初めて言葉にできる部分が出てきます。言葉になれば、次の会社で確かめるべき質問に変わります。
軸を増やしすぎると決められなくなります。私が使ったのは3つです。
給与や知名度は、後からでも並べられます。まず「つらさが減るか」を軸の真ん中に置きました。
見極めには時間がかかります。焦ると、いちばんつらかった部分を忘れたまま決めてしまいます。私の実感では、情報を集めて比べるのに数週間、実際に話を聞いて回るのに1〜2か月、決断してから動くまでにさらに1か月ほど。働きながら進めるなら、このくらいの余裕を見ておくと、判断がぶれにくくなりました。
ひとりで軸を決めても、いざとなると迷います。私は次の順番で進めました。
つらさが強くて眠れない、食べられないという状態が続くときは、転職の話より先に、労働者健康安全機構やよりそいホットラインのような公的な相談先につながってください。順番は、体が先です。
そして、「合わない」を自分の言葉にできたら、あとは外の目で確かめるだけです。私も一度だけ、会社の外の人に、条件と軸をそのまま並べて話しました。答えをもらうというより、自分が何を優先しているかを確かめる時間になりました。
見極めをひとりで抱えると、焦りで判断がぶれます。動き出す前に、外の人に軸を一度確かめてもらうだけでも、次の選択は楽になります。
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転職先で同じ失敗をしないために必要なのは、勇気ではなく、確かめる手順です。順番を決めて、ひとつずつ進めれば大丈夫です。